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体験者談

2005年3月20日 福岡県西方沖地震

20日10時53分頃。震源地は福岡県西方沖 (北緯33.9度、東経130.2度) で震源の深さはごく浅く、地震の規模(マグニチュード)は7.0。

福岡県西方沖地震 記録は、こちら

福岡県西方沖地震について

チームメンバーhikariさん(福岡県在住)へインタビューしました。

sonotoki :現在お住まいはどちらですか。

hikariさん:福岡市南区になります。

sonotoki :地震当日はどれくらい揺れましたか。

hikariさん:震度5弱と後から聞きました。

sonotoki :驚きましたか?

hikariさん:最初は何が起きたのかと思いました。

sonotoki :その時何をしていたのですか?

hikariさん:ストーブの前に座って、テレビを見ようと新聞のテレビ覧を広げていました。

sonotoki :ストーブ? その日は寒かったんですか?

hikariさん:はい、寒かったので朝からストーブをつけていました。

sonotoki :はじめは何が起きたのかと思われたそうですが、すぐに地震だと気が付きましたか?

hikariさん:はい、気づきました。

sonotoki :では、その時、とっさにどういう行動をしましたか?

hikariさん:ストーブの火を消し止めました。

sonotoki :それからどうしましたか?

hikariさん:外に出るにも着てるものが気になったのと、家族がお風呂に入っていたので服を着せないとと思いお風呂場へ行きました。

sonotoki :他の家族の人たちはその時どうでしたか。

hikariさん:お風呂場で慌てていましたが、服を着るように促すとそれに従っていました。

sonotoki :地震はどれくらいの時間続きましたか?

hikariさん:とても長く感じましたが、1~2分くらいと思いました。

onotoki :どんな感じの揺れでしたか?

hikariさん:横揺れで、家具が動いてる感じと、柱が揺れてる感じがしました。立っていられませんでした。

sonotoki :家の中で何か上から落ちてきたり、倒れたりしたものはありましたか?

hikariさん:食器棚の中のコップが2~3コと、玄関の入り口にあったものが玄関のドアを塞ぐ格好となってしまいました。でも中から手で排除できる範囲のものでした。

sonotoki :普段から、家具の転倒防止などは工夫していましたか?

hikariさん:気にはしていましたが、固定などはしていませんでした。ただ高い場所に物を置かないように気をつけていました。

sonotoki :大きな地震がいつか来るかも、とは 常日頃思っていましたか?

hikariさん:こんなに早く自分が経験するとは思ってはいませんでしたが、地球規模の変化を常に考えていました。

sonotoki :なるほど。 しかしながら九州では地震が普段少ないですよね。今回の地震は思いがけないものでしたか?

hikariさん:何処で地震があっても、おかしくないと思っていました。自然の観測からもそのように思っていました。

sonotoki :hikariさん:の周りの人は、今回の地震発生についてどう話していますか?

hikariさん:大変、驚いています。今回海底に断層があって、それが動くと学者さんは想定してなかったようで、そのことについて、どうしてだろうとの声が聞かれました。素人考えですが、潜水艦でも使って調べたらとの声もありました。

sonotoki :なるほど。やはり思いがけない地震だったわけですね。潜水艦を使って調べたら、と思うほど、やはりもっと調査や研究をしてほしいと思いますか?

hikariさん:思ってる方も多いようです。玄界島は漁業で成り立ってる島なので、津波なども心配されてると思います。

sonotoki :スマトラ地震で津波の被害が明らかになりましたが、あの地震がなければ、津波のことは気にしていなかったと思いますか?

hikariさん:スマトラの地震で津波の恐ろしさを知って、とても不安になったと思います。私も津波の恐ろしさは、スマトラの地震ではじめて知りました。

sonotoki :今回の地震で、とっさに津波の事は頭をよぎりましたか?

hikariさん:はい、博多湾は近いですので、大丈夫かなと思いましたが、すぐに心配がいらないとの報道がありましたので安心しました。日本の津波の情報は信頼できるかなとの思いがありました。

sonotoki :そうですね。最近も日本の津波システムを海外へと提供していますよね。 ところで、冒頭にストーブをつけていたとありましたが、気温の変化などは地震前にみられましたか?

hikariさん:はい、三寒四温と思っていましたが、地震の何日か前は、とても穏やかで地震のことなど忘れてしまうほどの春の陽気が連日続いていました。異常に暖かかったと思います。気温を連日見ていましたが、窓を開け放した状態の室内で15~16度はありました。

sonotoki :それは例年とは違うのですか?

hikariさん:私は例年よりも暖かいと感じました。お正月に梅が咲いていましたし、年末には11月に咲くはずの秋桜が咲いていましたので。

sonotoki :なるほど。地震発生の少し前にそういった自然界のおかしな異常などはありませんでしたか?

hikariさん:連日、スズメが大量に電線に止まっていたりしました。そのことを不思議に思っていました。

hikariさん:2月の末頃には、地震雲らしき雲が四方に出ていまして、同時に犬が四方で鳴いていましたので家族に変だねと話していました。

sonotoki :そうでしたか。 スズメの場合普段は大量に電線に止まっている光景は見られないのですか?

hikariさん:見ないです。100羽以上いたと思います。2回目撃しました。

sonotoki :犬の鳴き方はいつもと違いましたか?

hikariさん:違いました。家族を外に連れ出して雲を見せましたし、遠吠えのような鳴き方に家族もおかしいと言ってくれていました。そして何匹も鳴いていました。

sonotoki :それらを見て地震の発生を予感していましたか?

hikariさん:予感していましたが、何処だろうと思っていました。佐賀方面というのは雲の方角から思っていました。雲の巨大さからして宮崎やその周辺を思っていましたが、連日四方に出ていた雲が、自分の足元で交差してるなとの印象がありましたが、距離が離れてるかなとも思っていました。

sonotoki :地震雲について常日頃から、観察研究をしておられますよね?

hikariさん:はい、私の住む場所は警固断層があるせいで、雲の動きがよく分かるのかなと思っていました。どうしてこんなに雲がダイナミックなのかなと常日頃思っていました。

sonotoki :なるほど。空も地震前に信号を送っていたと思ってよろしいですか?

hikariさん:はい、完全に送ってると思っています。それは強烈に感じて、動画にしたりしていました。新潟の地震以前にも強烈な雲が出てたと思っています。

sonotoki :わかりました。 ところで地震発生当時についてお伺いしますが、発生後しばらくは、どういう行動をしましたか?

hikariさん:震動が収まるまで動けませんでしたが、すぐにガスの元栓を締めて玄関を開け、非常用具を持って外に出ました。

hikariさん:いや・・・服を着替えて・・

sonotoki :家は一戸建てですか?

hikariさん:いえ3階に住んでいます

sonotoki :何階建てですか?

hikariさん:4階です

sonotoki :階段で降りていったのですか? その建物の他の住民の人たちも外に出てきましたか? 地震発生時、人の悲鳴などは聞こえましたか?

hikariさん:階段です。他の方々は、連休でお留守が多かったようで、誰も逢いませんでした。ご近所の方もすぐには出て来られなかったようです。また悲鳴などは聞こえなかったようですが、ご近所のマンションなどの非常ベルが鳴っていました。

sonotoki :外に出たらみなさんと話しましたか? みなさんは手に何か持って出てきていましたか?

hikariさん:それが全くなんです。だいぶしてから何人か出て来られましたが、何も手に持っていらっしゃらなかったです。逃げるというより家の点検をしてる方を見ました。

sonotoki :みなさん不安げでしたか?

hikariさん:は、この後にも余震が続くと思いましたか?

hikariさん:思い出しました、隣のお友達が車で避難用具を買いに出かけてお話していました。:みなさん、落ち着いておられました。私は地面が浮いてる感じがして、まだまだ揺れると思いましたので公園に居ました。

sonotoki :何時間ほど公園にいましたか、他にも避難している人はいましたか? 部屋に戻ることに不安を感じましたか?

hikariさん:他には避難していませんで、私と家族だけでした。部屋には帰りたくないので、近くの日用品のお店に行って、水とかを買い求めました。

sonotoki :近所の日用品店に買いにきてる人たちは他にもいましたか。その日地震が来た時を考えて何か他に工夫はしましたか?

hikariさん:日用品でお一人だけカンパンを探してる方がいました。私も水を買って、ロープとバールと軍手を買いました。お店で買ってる間も揺れていました。

sonotoki :もし店で目当ての品がなかった場合はどうしようと思いましたか

hikariさん:いえ、全然考えてなくて、お店はどこもガラガラのようでした

sonotoki :防災用具は一式そろえておくべきだったと思いましたか?

hikariさん:はい、地震を研究してるお友達に揃えるように言われていましたので、少しはやっていました。

sonotoki :防災用品があることでいくらかは安心が買えますよね。 その後ライフラインなどで、地震の影響で困ったことやトラブルは震度5弱の福岡市南区で起こりましたか?

hikariさん:ライフランは大丈夫だったようですが、通信回線の西日本エリアに故障が起きました。半日くらいで回復できたようです。また地震直後は通じてた電話も、すぐに通じなくなったようで家族との連絡が取れませんでした。

hikariさん:携帯メールもダメでしたよ

sonotoki :いつから、いつくらいまでだめでしたか?

hikariさん:結構長かったですよ。えっと、3時間くらいかそれ以上です。

sonotoki :その間、連絡するのにどんな手段を使いましたか?

hikariさん:連絡できなかったです。諦めました

sonotoki :災害ダイアル171や、公衆電話は利用しなかったのですか?

hikariさん:公衆電話なくなってしまって、お店にあったと今思いましたが忘れていました。

sonotoki :あぁ・・そういえば公衆電話って最近なくなりつつあるんですねぇ・・・・。

hikariさん:公衆電話は使えるのですか?

sonotoki :使えるので、「災害時の10円玉はいくつか持っておいた方がいい」と言われてましたよねー。でもほんと、世の中から減りつつありますよね。そういえば公衆電話。。よく考えたらまずいですね、これは。

sonotoki :ところで今回の地震で心臓などはドキドキしましたか?

hikariさん:もう何回もしました。余震が来るたびに、最初の揺れの恐怖がよみがえってしまうようでした。

sonotoki :そうですね。また揺れるかもしれないという恐怖がありますよね。 その時どうありたいと願いましたか。 もちろんその場から離れたいとは思うのですが。

hikariさん:だいたいテレビのひどい映像は、あまり良い影響はないかもしれませんね。。

sonotoki :といいますと?

hikariさん:地震の知識を得るためにはいいと思うのですが、必要以上のシュミレーションは恐怖を煽るのでは?と感じました。

sonotoki :それは地震特集のようなものですか? 被災地のドキュメント番組ではなく、「やがて大地震がくる!」系のような番組についてですか?

hikariさん:はい、あまり現実的な対策の仕方などを教えてくれない「やがて大地震がくる!」のようなものです。家族も、このような番組はいけないのでは?と言っていました。

sonotoki :なるほど。たしかに最近では、大地震の怖さを植え付けられているため、小さな地震でも動悸が激しくなる人が、私のまわりでも増加しています。恐怖よりも具体的な対策や、積極的な防災の動きが大事ですよね。

hikariさん:観測を続けていて思うことに、一部の掲示板やサイトでは、宏観現象などは排除される傾向があります。いわゆる科学的でない事は排除する方向です。 私としては、あらゆる面から総合的に地震前兆を観測できたらと思います。

sonotoki :なるほど、そうですね。 それではそろそろまとめに入ります。今回の地震で、こんなのがあればいい、こうしてほしい、などと思ったことはあますか

hikariさん:今回の地震で、もっと九州の拡観現象の観測者が増えるといいなと思っています。ある程度、予知して対策を講じられたらいいのですが。。

sonotoki :九州には研究者や観測者は他の地域より少ないですよねえ。。

sonotoki :だいたい今まで感じた有感地震はどれくらいあるんですか。

hikariさん:2回です

sonotoki :・・・・少ないですね。 それでは今回の地震で、防災強化されますよね。

hikariさん:はい。

sonotoki :今後また地震がくる不安が今ありますか そのために今個人的に、または家族の人とどうしようとしていますか。

hikariさん:役割分担しています。情報を見る人とか、ロープ係りとか^^

sonotoki :それは家族が揃っている時ですよね? ばらばらの時の対策はもう決めてありますか。

hikariさん:バラバラの時は、集まる場所を決めています。雨の時は公民館で晴れてたら近くの」公園です。

sonotoki :玄界島に知人はいますか?

hikariさん:居ないです。

sonotoki :いったことはありますか?

hikariさん:ありますよ。

sonotoki :どんな状態になっているかは、テレビを見て知りましたか?

hikariさん:はい。

sonotoki :震源近くの様子はどうなっているか、気になりますか?

hikariさん:気になります。他の島もどうなっているか気になっています。志賀島、能古島、それと一番震源に近い小呂島・・

sonotoki :その地域のことがわからないのですが、人は多く住んでいるのですか?

hikariさん:結構、住んでいます。

sonotoki :それらはテレビで知るんですよね?

hikariさん:いや全然、報道されないので、みんなどうなってるだろうって。小呂島の方が震源は玄界より近い気がするし・・。能古島は岩の崩落があったと新聞に出ていましたが、島以外に避難はしてないようです。壱岐も被害にあってると思いますが。。私の知り合いは呼子の加唐島のようですが、震度6だったって言ってました。呼子は佐賀方面です。

sonotoki :そうだったんですか。 エリアでのみ通じるラジオのようなものがあればいいですよね。 一部の地域ではそういったラジオを配布しているようです。

sonotoki:では、最後にします。、何か言っておきたいことはありますか?あればどうぞ。

hikariさん:早く地震予知ができるようになってほしいです。

sonotoki :どうもお疲れ様でした。ありがとうございました。